モーセ五書(創世記13:1〜13:4)裕福になったアブラハムとロト達

13 1-2 そこでアブラムの一行はエジプトを出て北へ向かい、ネゲブまで来ました。アブラムと妻サライ、甥のロトもいっしょでした。アブラムは裕福で、家畜と金銀をたくさん持っていました。 3-4 そこからさらに北のベテルに向かい、やがて、ベテルとアイにはさまれた、以前野営したことのある所まで来ました。かつて祭壇を築いた場所で、アブラムは、もう一度そこで主を礼拝しました。

               (JLB)

 

 

† 祈り

創世記も13章に入りました。

創世記1章の

地球という「愛する惑星」を軸に行われた

創造の7日間。

そして、

アダムとイブ(エバ)のエデンの園

楽園追放後に産まれたカインとアベル

食べたら死ぬと言われていた本人達(アダムとエバ)は、生き続けます。カインがアベルを殺しても。。。

それが、自分達が死ぬ以上に、どれ程の悲劇であり、生きること自体に苦痛を伴うか。それは、昔も今も変わりないはずです。

 

それからも、色々ありました。

ノアの大洪水と約束の虹。

アダム、ノアまでは、全人類に共通の物語です。

 

時が流れ、

神の壮大な計画が始まります。

何故なら、「虹の約束」があるからです。

エデンの園でのヘビへの謎めいた予言。

 

そして、白羽の矢が立ったのがアブラハムでした。

それは、彼が素晴らしい人物だったから」とは、聖書の何処にも書いていません。

彼について有名な文句は、「信仰の父」そしてなにより

創造主が、アブラハムを「わが友」と言ったことです。

そして、それは、もっと後のことです。

ここまで(12章まで)読んできて、何が、信仰の友で、わが友なのか。わからなくて当然です。アブラハム。当のご自身も同じ気持ちでしょうから。

 

さて、話をロトとアブラハムに戻します。

ロトは、すでに、創世記11章にその名は出ていました。

以下、その箇所です。

テラはその子アブラムアブラハム)と、ハラン(アブラハムの兄弟)の子である孫ロトと、子アブラムの妻である嫁サライとを連れて、カナンの地へ行こうとカルデヤのウルを出たが、ハランに着いてそこに住んだ。

             創世記11:31

 

† 祈り

 

アブラムはなぜ裕福になったのでしょうか?

 

 

12:6アブラムはその地を通ってシケムの所、モレのテレビンの木のもとに着いた。そのころカナンびとがその地にいた。
7 時に主はアブラムに現れて言われた、「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」

アブラムは彼に現れた主のために、そこに祭壇を築いた。

8 彼はそこからベテルの東の山に移って天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。そこに彼は主のために祭壇を築いて、主の名を呼んだ。
9 アブラムはなお進んでネゲブに移った。
10 さて、その地にききんがあったのでアブラムはエジプトに寄留しようと、そこに下った。ききんがその地に激しかったからである。

(中略)

パロは彼女のゆえにアブラムを厚くもてなしたので、アブラムは多くの羊、牛、雌雄のろば、男女の奴隷および、らくだを得た。

 

 

さて、

裕福になった

アブラハムとロトは、どうなっていくのでしょうか? 

 

ここで、ひとつ聖句を紹介します。

平穏であって、ひとかたまりのかわいたパンのあるのは、争いがあって、食物の豊かな家にまさる。         箴言17:1

 

アブラハムには、未だに一人も子どもはいません。イサクもイシュマエルさえ、まだ、誕生していません。

 

 

 

 

神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。         ヨハネ3:16

 

 

19 あなたは、神はただひとりであると信じているのか。それは結構である。悪霊どもでさえ、信じておののいている。
20 ああ、愚かな人よ。行いを伴わない信仰のむなしいことを知りたいのか。
21 わたしたちの父祖アブラハムは、その子イサクを祭壇にささげた時、行いによって義とされたのではなかったか。
22 あなたが知っているとおり、彼においては、信仰が行いと共に働き、その行いによって信仰が全うされ、
23 こうして、「アブラハムは神を信じた。それによって、彼は義と認められた」という聖書の言葉が成就し、そして、彼は「神の友」と唱えられたのである。

            ヤコブ2:19〜23

 

26 一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福してこれをさき、弟子たちに与えて言われた、「取って食べよ、これはわたしのからだである」。
27 また杯を取り、感謝して彼らに与えて言われた、「みな、この杯から飲め。
28 これは、罪のゆるしを得させるようにと、多くの人のために流すわたしの契約の血である。         マタイ26:26

 

聖書は、全て、一文字一文字が、点と線で繋がっています。

世界一巧妙に仕上げられた完璧なミステリーです。

 

全ては、以下の言葉を土台に

人類救済の壮大な計画が、始まります。

創造主は、常に自分の言葉を忘れない。

そして、一度も諦めておられませんでした。

 

創世記3:14、15

主なる神はへびに言われた、/「おまえは、この事を、したので、/すべての家畜、野のすべての獣のうち、/最ものろわれる。おまえは腹で、這いあるき、/一生、ちりを食べるであろう。
15 わたしは恨みをおく、/おまえと女とのあいだに、/おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、/おまえは彼のかかとを砕くであろう」

           創世記3:14、15

 

 

 

עפר 

                つづく